母乳をしぼる
仕事、学校、深夜の映画鑑賞などの理由で赤ちゃんから離れなければいけないことがあります。ですが母乳による授乳を諦める必要はありません。母乳による授乳は理想的です。赤ちゃんから離れなければならない場合は、乳房から母乳を搾り出すことができます。搾乳した母乳を乳児に与える最良の方法については、医師に相談してください。健康上の理由で早めに必要とされない限り、哺乳瓶やおしゃぶりは生後 4 〜 6 週間になるまで与えないでください。これは母乳育児を始めるのにも役立ちます。赤ちゃんは最初にあなたの乳首に慣れることができます。
乳房からミルクを搾り出す前に必ず手を洗ってください。
乳房を刺激して母乳を出す
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高めの温度の温水に洗面タオルを浸し、絞ります。
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温かい洗面タオルをそれぞれの乳房の上に置き、温めます。
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乳房を優しくマッサージして、ミルクの流れを刺激します。
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腕の下から始めて胸全体を動かします。
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指の爪の裏側を使って、胸の皮膚を外側から乳首に向かって優しく引っ掻きます。
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赤ちゃんがそばにいない時は、赤ちゃんの写真を見ると母乳を出しやすくなります。
手またはポンプで搾乳する
授乳コンサルタントはあなたのニーズに合った搾乳方法を教えてくれます。アドバイス:
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手で搾乳すると乳房の腫れや母乳の漏れが軽減されます。これはポンピングを始めるのに良い方法かもしれません。出産後の最初の数日で搾乳した母乳を赤ちゃんに与える必要がある場合、手による搾乳はポンプするよりも多くの初乳を得られることがよくあります。看護師または助産師に手で搾乳する方法を教えてもらいます。
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病院で赤ちゃんから離れてから 6 時間以内に搾乳を始めてください。
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赤ちゃんから離れるときは、赤ちゃんに母乳で授乳するのと同じくらいの回数と時間搾乳するのがベストです。新生児には 24 時間に 8 〜 12 回授乳します。
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母乳ポンプは赤ちゃんの吸い付きと同じように乳首をカップに吸引します。母乳を搾乳する最も早い方法です。母乳ポンプには、手動式、電池式、および電気式があります。乳房と搾乳する母乳を保護するために、母乳ポンプの使用説明書に従ってください。
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「ハンズオンポンピング」は、母乳を乳房から飲めない病気の赤ちゃんや未熟児のために十分な量の母乳を確保するための特別な方法です。ハンズオンポンピングは手を使った搾乳と電気ポンプの組み合わせです。
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ポンプを使用しながら手で搾り出すと搾乳できる母乳の量を増やすことができます。また搾乳した母乳の脂肪含有量を増やすことができます。
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母乳ポンプはドラッグストアや医療機器販売店で購入またはレンタルできます。ポンプを購入またはレンタルできる場所については病院に確認してください。
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手で搾乳する。 |
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ダブルポンプで搾乳しているところ。 |
仕事と授乳
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産休中は常に赤ちゃんに母乳を与えてください。こうすることで年間の授乳量を見積もることができます。
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赤ちゃんが生後約 2 週間になったら、授乳後のポンピングを開始します。搾乳した母乳は冷凍できます。冷凍しておくと職場復帰した時にも必要な母乳を与えることができるようになります。授乳にポンピングを加えることで、乳房はより多くの母乳を作るようになります。母乳による授乳は理想的です。赤ちゃんから離れなければならない場合は、乳房から母乳を搾り出すことができます。搾乳した母乳を乳児に与える最良の方法については、医師に相談してください。
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休憩中に母乳を搾り出します。このようにして母乳の量を確保します。また乳房の硬直や母乳漏れを防ぐのにも役立ちます。
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赤ちゃんがそばに居るなら昼休みに授乳できるように調整してください。赤ちゃんがそばに居ない時は、昼休みにポンピングしてください。
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仕事に出る前と帰宅した直後に授乳してください。あなたが赤ちゃんに授乳している間にパートナーに夕食を作ってもらうといいかもしれません。
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夜と週末にも授乳してください。このようにして授乳量を確保します。搾乳した母乳を乳児に与える最良の方法については、医師に相談してください。
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